不動産売却一括査定サイトの現実
不動産一括査定サイト利用者の声
2024年5月、弊社に中古戸建の査定依頼を頂いたお客様からのメールは、以下のような内容でした。
お客様からのメール
いくつかの業者様に査定をお願いしていますが、
机上査定において非常に高値で訪問アポイントをとりつけ
訪問後に査定額がかなり下がることが多く、
そのような対応に辟易してしまっております。
最低売却可能価格にて、まずは査定をお願いしたく存じます。
一括査定サイトの内情
不動産売却一括査定のサイトは、運営本体は広告会社等であり、査定依頼のあったお客様を不動産会社に送客して対価を得ています。
査定を請け負う不動産会社は、一括査定運営会社に登録料や月々の会費、または送客1件あたりいくらという取り決めによって、あるいは成約に至った場合に手数料の数十パーセントを運営会社に支払う取り決めで、一括査定サイトに登録しています。
送客を受けた不動産会社は、一斉に複数の会社が同様に査定を行うことは当然承知しています。
不動産会社は売却の媒介を受ける、あるいは自らが買い取らないと商売にはなりませんので、現実的な価格はさておき、まずは他社よりなるべく高値で売主さんに期待を持たせてアポイントをとり、面談等の後に、依頼を断りにくい状況を作ったうえで、いろいろな理由を付けて価格を下げていきます。
これらは一括査定で常態化しており、売主さんに対して誠意のある対応とはかけ離れてしまっています。
弊社では
売主さんにとって、高値で売りたいお気持ちは当然ながら尊重さしあげますが、非現実的なお話は致しません。
実際に成約している類似物件のデータをご提供し、それに基づき根拠を明示した上で、現実的な査定を行っております。
また、売却理由や、遅くともいつまでに現金化されたいかなどの条件を伺い、売主さんの利益にかなった売出価格や販売方法、または買取価格をご提案させて頂きます。
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